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キンクスのサムシングエルス。宿命。レコードに払った最高額。

もう理屈じゃなくて宿命的にずっと好きなアルバムというものがある。たとえばキンクスの「サムシングエルス」。僕の場合はサムシングエルスというと、例のキャノンボール、マイルスのサムシングエルスではなくて、こちらのサムシングエルス。全曲が良い。曲順、というか繋がりも素晴らしい。
Something Else by the Kinks
昨日、仲の良いミュージシャンふたりとこのアルバムも聴いた。アメリカのステレオのアナログ盤で。それでもじゅうぶん良かった。素晴らしい。


今日、初めて、このアルバムのUKオリジナルモノ盤を聴く。

凄い。

リアリティ。
音が飛び出してくる。
音像が立体的になる。

盤もずっしりと重い。
オリジナル盤の風格。

などと思わないと悔しいくらいの値段だったので。
今まで一枚のレコードに払った最高額。




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イギリス最高のサイケデリックロック。セカンドサマーオブラブに直結する。

Mighty Baby A Jug of Love

MIGHTY BABY。イギリス最高のサイケデリックロック。
まるでウエストコーストでフィルモアが似合うようなMIGHTY BABY。

イギリスのグレイトフルデッドといわれるけど、この開放的なグルーヴ感はジェファーソンエアプレイン。島国的律儀さで組み立てられたアレンジ。ギターは常にサイケデリック。オルガンやフルートは神秘的。穏やかな表情のヴォーカルが夢の中へと誘う。セカンドサマーオブラブの時代、ストーンローゼズやハッピーハッピーマンデーズとその周辺に直結する。

The Yardbirds

Roger the Engineer
"The Yardbirds" (1966)

サウンドエフェクトによる実験効果が存分に試された近未来型ブルース/ビートサイケデリック。三次元空間の中で滑らかに泳いでいると思えばシャープにこちらに向かって切り込んで来るジェフべックのギター。硬質なリズム隊。この”実験室”の中ではどこかとぼけたユーモア感覚のあるヴォーカルも意味深に聴こえてくる。正体不明の奇妙な液体が入った試験管が並んだ深夜の地下実験室。新種のアシッドが配合されようとしている。

Syd Barrett

帽子が笑う・・・不気味に
"The Madcap Laughs" (1970)

サイケデリックの喧噪の中でピンクフロイドでの役割を早々に終えたシドバレットの安息の地は”あちらの世界”のブルースだった。現世から眺めてみるとリズムもメロディも音の響き方も歌い方も微妙にずれている。そして現世には存在し得ない純粋な透明感がある。”あちらの世界”ではごく普通の素直な表現なのだろう。ただこの音楽を聴いて安らぎを自覚する時、自分の中にほんの少し存在するかもしれない”あちらの世界”のことをふと想う。

同種の感覚
Robert Wyatt
Daniel Johnston

Donovan

Hurdy Gurdy Man
"The Hurdy Gurdy Man" (1968)

”あちらの世界”の無国籍フォークソング集。穏やかなメロディー。悟りの境地に達したかのような脱力しきった歌と演奏。アシッドで虚ろな目をしてるドノヴァンがそこにいる。ヴォーカルにかけられた不自然なディレイが怪しいオープニングのタイトルトラック"Hurdy Gurdy Man"、ビートルズのインド系脱力サイケ"Blue Jay Way"をさらに彼岸に押し進めたような"Peregrine"などが続く中、"As I Recall It"のように切ないメロディーの素朴なポップソングが入っていて少しほっとする。

The Fox

forfoxsake
"For Fox Sake" (1970)
 キャッチーで親しみ易いメロディーの歌が中心の明るいポップサイケ。コーラス、ハモンドオルガン、ピアノ、ギターがポップなオーケストレーションを形成。ギターはジャズからの影響も。キーボードのフレーズにはプログレ的なフレーズも。"Butterfly"ではシタールをフィーチャーしてサイケデリックな深みも少々。"Birthday Card"の三拍子になるところはビートルズ"We Can Work It Out"が一瞬頭を過る。アルバム最後のSEから始まる"Madame Magical"は最もサイケ度が高い長尺曲でドノバンの"Season Of The Witch"を感じさせる曲想の中、ギターとオルガンが絡み合ながら互いに高揚していく。

Manfred Mann Chapter three

manfred man chapter three
"Manfred Mann Chapter three"(1969)
 ブルース/ジャズ調のミドル~スローテンポの厳かで重い雰囲気のアートロック。スピリチャル/フリージャズ的なホーンセクションを大胆にフィーチャー。激情に荒れ狂いながら昇りつめていくアルトサックスはスピリチャルジャズそのものだったりするが、ヴォーカルやオルガンにはアシッドロックテイストが濃厚。ロックとジャズが最も接近した時代だったことを実感させられる。

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プロフィール

gaku69ab

Author:gaku69ab
吉田 学:音楽プロダクション勤務。アーティストマネージメント、A&R、ライブ制作などやってます。1969年5月3日香川県高松生まれ。大学進学時に横浜へ。レコード会社就職時に東京へ。大阪、札幌への転勤、そして転職を経験しながらも、現在までずっと音楽業界にいます。ニールヤングとジョンレノンとアルクーパーとドアーズとビートルズとキンクスとバーズとデレクアンドザドミノスとサイケデリックロックが特に好きですがスタンゲッツやビルエヴァンスやブルーノートやXTCやトーキングヘッズやポールウェスターバーグやダイナソーJRやマシュースウィートやフレーミングリップスやウィルコや斉藤和義も好きです。
<好きなレコード>
THE BEATLES-RUBBER SOUL
THE BEATLES-THE BEATLES
THE BEACH BOYS-SUNFLOWER
AL KOOPER-NAKED SONGS
DEREK AND THE DOMINOS-LAYLA AND ASSOCIATED LOVE SONGS
THE KINKS-SOMETHING ELSE BY THE KINKS
THE BLUES PROJECT-PROJECTIONS
NEIL YOUNG WITH CRAZY HORSE-EVERYBODY KNOWS THIS IS NOWHERE
NEIL YOUNG-ON THE BEACH
NEIL YOUNG-TONIGHT'S THE NIGHT
XTC-Orange&Lemons
Nirvana-Nevermind
Teenage Fanclub-Bandwagonesque
The Flaming Lips-Hit to Death in the Future Head
Dinasour Jr.-Where You Been
Paul Westerburg-14 Songs

泉谷しげる-Early Time
桑田佳祐-孤独の太陽
斎藤和義-ジレンマ
Cornelius-69/96

<好きな作家・本>
安部公房-ほぼ全部
佐藤正午-ほぼ全部
伊坂幸太郎-ほぼ全部
重松清-疾走
三田誠広-考えるウォークマン
村上春樹-世界の終りとハードボイルドワンダーランド
村上龍-シックスティーナイン
奥田 英朗-サウスバウンド
筒井康隆、三崎亜紀、乙一、中山康樹


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