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英国的な誤解。ヴァニラファッジを箱庭的に上品にこ綺麗に去勢したら70年代の典型的なブリティッシュロックが出来上がる。

最近めずらしくイギリスのプログレやその周辺のものを聴いてる。久し振りに聴くと、前と違った事を感じるのが面白い。

イギリスの70年代のプログレやその周辺のロックはアメリカの60年代後半のロックに強い影響を受けたものがとても多い。イギリスのプログレやその周辺のロックが好きな人はアメリカのロックをあまり聴かない人が多いから、そういうことはあまり言われない。いかにも英国的な、なんていいながら、3、4年前のアメリカのあるバンドの音にそっくりだったりする。ヴァニラファッジを箱庭的に上品にこ綺麗に去勢したら70年代の典型的なブリティッシュロックが出来上がる。

今日ソフトマシーンの4枚目のアルバムを聴いていてびっくりした。フリークトーンをまじえはじめた頃のジャッキーマクリーンやエリックドルフィーのブルーノートでのアルバムが、サックスのフレーズのみならず、曲調やアレンジや雰囲気もびっくりするほど似ている。もちろんソフトマシーンはマクリーンやドルフィーほどパワフルなわけではなくて、箱庭的で室内楽的で音楽としての力は弱いかもしれないけれど、そのぶん気軽に聴ける。そういうこと。こういうのが英国的ということなんだろう。誰もいわないけど。
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ELPやイエスやジェネシスの聴き方。綺麗に上品に手際よく丁寧に巧妙に機械的に作られてるロック。

なんとなくプログレ聴こうかなっていう時は
いつもなんとなく思い立ち、なんだけど
ELPやイエスやジェネシスを聴く。

この手の所謂プログレは
深みや情緒や想いや衝動がなく
理系的な計算で作られてるので
なんとなく軽めのフュージョンに近くて
BGMとして軽く聴くことができる。

分かりやすくもなく難しすぎることもない。
その世界に引きずりこまれることはないけれど
しっかりと聴くといいなと思える部分が
巧妙に作られてる。そう、作られてる感じ。
優秀な設計者によって
綺麗に上品に手際よく丁寧に巧妙に機械的に作られてる。

ちょっと離れたところから眺めてるぶんには
悪くない。

下北沢では知り合いに会う確率が高い。ウエスタンハンバーグとキャッチーなプログレ。

Emerson, Lake & Palmer Pawn Hearts

下北沢に行くと知り合いに偶然会うことが多い。
街に出てる人のうち音楽業界関係者が多いので当然。

偶然人に会うのは嬉しくもありちょっと気恥ずかしいこともある。
下北沢の街はひとりでぼうっとしながら歩いていたり、ディスクユニオンでアナログレコードを漁ってる時なんかに声をかけられたりするとちょっと照れくさい。完全に素の自分を覗かれたような気分。

下北沢といえばウエスタンハンバーグ。普通のハンバーグよりも薄くてややウエルダン。ワイルドかつジューシー。店内もアメリカ南西部の田舎町にあるような、そんな雰囲気をかもし出している。下北沢にいて、なんかガッツのあるもの食べたいなと思ったらウエスタンハンバーグに入る。ライス付で650円。

ハンバーグとビールでお腹を満たした後、すぐ側のフラッシュディスクランチ。ここもアメリカンな中古アナログレコード店。3枚2000円のロックのコーナーが素晴らしい。殆ど全てアメリカ盤。60年代から70年代のロックが中心。中には当時のオリジナル盤なんかもある。

なんとなく聴きのがしていたヴァンダーグラフジェネレイターのPAWN HEARTSとゲスフーのアメリカンウーマンとLindisFarneのNICELY OUT OF TUNEの3枚を選ぶ。そしてレコファンで700円でELPのファーストを購入。

ゲスフーは脳天気なロックンロール主体。カナダのバンドだけどイギリスのロックが好きな人がアメリカンロックを誤解するときにイメージするのがこういうロックなんだろうな。時々出てくる独特の妙なメロディにハッとさせられる。LindisFarneの甘いメロディのエレガントなアコースティックサウンドは意外だった。LindisFarneってこんなんだったんだ。ヴァンダーグラフの歌は何かに似てるなと思ったら、まるでデビッドボウイ。もしくはウォールの頃のピンクフロイド。分かりやすいアヴァンギャルドさをもったサックスや硬質なイメージはクリムゾン。とてもキャッチーなプログレ。
ELPはピアノを中心にした前衛ジャズをドラマティックにコマーシャルにした印象。ヘヴィーで暗黒感が1971年という時代を感じさせる。グレッグレイクは常に哲学的な歌を聴かせる。彼なら何を歌ってもプログレになるかもしれない。

サイケデリックロックとプログレッシブロックの狭間の音。

Tonton Macoute Mystic Soldiers

サイケデリックロックや60年代中盤から後半の3分間ポップスから逸脱した表現を得たアメリカのロックを箱庭的に上品に清潔に角を取り洗練させたものを自分の中でプログレッシブロックというふうに、定義といえば大袈裟だけど、なんとなく頭の中にイメージしている。フランクザッパとドアーズとバーズとジェファーソンエアプレインとヴァニラファッジとマイルスとコルトレーンとクラシックの要素少しずつ律儀に丁寧にまとめたもの。

たまたま中古屋で安く購入したこの2枚。サイケデリックロックとも言えるしプログレッシブロックと呼ばれてもおかしくない。サイケデリックとプログレの狭間の時代の音。

TONTON MACOUNTEは一目でキーフだとわかる、シュールで暗示的なくすんだ色合いの美しいジャケット。「トミー」のようなダイナミックでドラマティックな展開とジャズやフォークを分かりやすく引用する手法、幻想的で美しいフルートの音色、叙情的なハーモニー、全体的にデッドな質感、シリアスになりすぎず、楽観的にもなりすぎない。典型的な70年代初頭の日本人のvertigoやneonやその筋のマニアが好みそうなイギリスのロック。

そしてMystic Soldiers。こちらは60年代後半のボストンのローカルバンド。TONTON MACOUNTEよりワイルドにプリイティヴにしてサイケデリック濃度を足したような音楽。続けて聴いても違和感なく気持ちよく聴ける。

両方とも聴いたことのなかったアーティスト。今、こういう音が気持ちよく聴ける時期。60年代後半から70年代初頭にはまだまだ未聴の気に入るであろうアーティストが控えてる。楽しみ。vertigoやneonの未知のものを聴いてみたくなる。

やるのであればジャズ&ロックバー。サイケとプログレの境界線。

今まで思ったことはないのだけれど
もしかしたら飽きっぽいのかもしれない。

つい一週間くらい前までジャズばかり聴いていたような気がするけど、気づいたらもうほとんど聴いてない。聴きたいとも思わない。

ずっとずっとジャズ一筋で聴き続けてる人はすごいと思う。たぶんそういう人もいるんだろう。たまにはほかの音楽も聴きたくなることもあるんだろうか。ジャズ喫茶とかジャズバーとかやってる方はたいへんだろうなと思う。同じ意味でロックバーもだけれど。半日ずっとジャズばかり。あるいはロックばかり。

そういえば井の頭線の三鷹台駅近くにジャズ&ロックバー(?)を見つけた。ジャズとロックを流す比率とかローテーションとかどうしてるんだろう。曜日で決めてるのか。時間で決めてるのか。たぶん決めてないんだろうな。店主の気分とお客さん次第なんだろう。それなら耐えられる。やるんならジャズ&ロックバー。

今日はなんとなくプログレも聴いてみる。聴いててちょっと思う。
サイケとプログレの境界線、というか、その境界線もそもそも売る側の論理なんだろうけれど、例えばジェイドウォリアーとかゴングとかアンダーグラフジェネレイターとかカンとかグルグルとかはプログレなんかではなくてサイケデリックの棚にも入っていておかしくないのにな。

King Crimson "Earthbound"

Earthbound
"Earthbound" (1972)

当時のテープレコーダーでライブを生録したものだけあり、レンジは狭くこもりがちでひずみがちだけど、だからこそ巨大なエネルギーがその中に詰め込まれていて、破裂寸前の状態でエネルギーがものすごい勢いで吐き出されていっているような。狂暴なヴォーカルにも緻密に計算されたアンサンブルにもサックスの原始的で野性的なアドリブにも、凄まじい緊張感の中、知性が狂気にまで昇華されていく様子を生々しく感じる。

Emerson, Lake & Palmer

Tarkus
"Tarkus" (1971)

オルガン、ベース、ドラムが一体となって性急で挑発的なリズムを刻む。キースエマーソンのオルガンがまるで小動物のように俊敏な動きで飛び跳ねる。やがてグレッグレイクの歌が入ってくる頃には詩情を持ち始め緩やかな流れに変わっている。そしてさらに曲想が変幻自在に動き紆余曲折を経てやがて情緒的なギターが悠々と歌い始める。そして…次々に目の前に情景が浮かび上がってはいつの間にか次の場面が目の前に出現する。

火山から生まれたタルカスが
地球上のあらゆるものを破壊し
海へ帰っていく。
地球の永い歴史の中で繰り返された
創造と破壊。

B面に移って
同様の手法で形成されたサウンドがポップソング単位まで圧縮された楽曲が並ぶ。

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プロフィール

gaku69ab

Author:gaku69ab
吉田 学:音楽プロダクション勤務。アーティストマネージメント、A&R、ライブ制作などやってます。1969年5月3日香川県高松生まれ。大学進学時に横浜へ。レコード会社就職時に東京へ。大阪、札幌への転勤、そして転職を経験しながらも、現在までずっと音楽業界にいます。ニールヤングとジョンレノンとアルクーパーとドアーズとビートルズとキンクスとバーズとデレクアンドザドミノスとサイケデリックロックが特に好きですがスタンゲッツやビルエヴァンスやブルーノートやXTCやトーキングヘッズやポールウェスターバーグやダイナソーJRやマシュースウィートやフレーミングリップスやウィルコや斉藤和義も好きです。
<好きなレコード>
THE BEATLES-RUBBER SOUL
THE BEATLES-THE BEATLES
THE BEACH BOYS-SUNFLOWER
AL KOOPER-NAKED SONGS
DEREK AND THE DOMINOS-LAYLA AND ASSOCIATED LOVE SONGS
THE KINKS-SOMETHING ELSE BY THE KINKS
THE BLUES PROJECT-PROJECTIONS
NEIL YOUNG WITH CRAZY HORSE-EVERYBODY KNOWS THIS IS NOWHERE
NEIL YOUNG-ON THE BEACH
NEIL YOUNG-TONIGHT'S THE NIGHT
XTC-Orange&Lemons
Nirvana-Nevermind
Teenage Fanclub-Bandwagonesque
The Flaming Lips-Hit to Death in the Future Head
Dinasour Jr.-Where You Been
Paul Westerburg-14 Songs

泉谷しげる-Early Time
桑田佳祐-孤独の太陽
斎藤和義-ジレンマ
Cornelius-69/96

<好きな作家・本>
安部公房-ほぼ全部
佐藤正午-ほぼ全部
伊坂幸太郎-ほぼ全部
重松清-疾走
三田誠広-考えるウォークマン
村上春樹-世界の終りとハードボイルドワンダーランド
村上龍-シックスティーナイン
奥田 英朗-サウスバウンド
筒井康隆、三崎亜紀、乙一、中山康樹


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