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雨の日に音楽を聴くということ。小説を読むように聴く音楽。

部活に明け暮れていた学生時代は雨は嫌いではなかったけど、今はもちろん雨は嫌いだ。なぜなら傘を持って歩かないといけない。そして必ず傘はどこかに忘れてきてしまう。オフィスならまだいいけど電車の中とか立ち寄ったコンビニとか。今までなくした傘は合計何本になるだろう。おそらく100本くらい。違うかな。もしかしたらもっと多いかもしれない。

雨が降ると自分にとってのとっておきの音楽を聴きたくなる。これは学生時代のなごり。雨が降ると部活が早く終わり、そのぶん家に早く帰ることができて音楽がいつもより多く聴くことができる。そのことをまだ体が覚えてるのか、雨が降ってる時にはいつも以上に体が音楽を欲しているような気がする。そして雨が降ってる時、音楽を聴くことがいつも以上に贅沢なことをしているような気がする。
Still Life Renaissance
そういうときはじっくりとゆっくりと聴きたいものを選ぶ。例えばスティルライフ。美しいクラシカルなメロディ。ミステリアスで詩情豊か。考えながら聴きたくなる哲学を持ったアルバム。それからヴァーティゴのあれやこれや。それにヴァニラファッジのルネッサンスなんかも同様。あの時代のサイケデリックロック。ゆっくり考えながら聴ける。まるで小説を読むように聴く音楽。その幻想的な世界に心地よく引き込んでくれる音楽。とっておきの小説なんか読みながらっていうのもいいかもしれない。実際そういう聴き方をしていたし、今もそれは変わっていない。そう簡単に変わるようなものではないし変わってほしくないものでもある。
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カインドオブブルーとスーパーセッションはとても近い位置にある。音によって創られた透明で美しい空間

マイルスデイヴィスのカインドオブブルーとアルクーパーのスーパーセッションは僕の中ではとても近い位置にある。この2枚には10年ほどの間隔があるし、ジャズとロックというジャンルの間隔もある。だけどこの2枚はとても近い。

どちらも厳かな中での緊張感あるセッション。張り詰めた空気の中で透き通った音が瑞々しく鳴っている。音と音の間の静寂がとてもひんやりとしていてそれが心地いい。音自体よりもむしろ音と音の間を聴いている。そういう感じ。音によって作られた透明で美しい空間。蒸し暑い夏に人気のないプールに体を静かに浸した感覚。夏が舞い戻ってきたようなこんな日に聴いていたい。

マイルスはスーパーセッションを聴いたと思うし、もちろんアルクーパーらはカインドオブブルーを聴いていたに違いない。証拠は何もないけどたぶんそうなんだろうと思う。そういう時代。ただ、その音楽がもたらす効力はもちろん今現在も有効。まったく古くなっていない。普通に聴いてるけど、これはとても特別なことだと思う。
Kind of Blue スーパー・セッション
この2枚が家で並べておいてある人がいたら、きっとその人とはいろんなことで分かり合えるような気がする。そしてそういう人って結構いるんじゃないかなって思った。

晴れると気持ちいい。晴れるとスタンゲッツが聴きたくなる。

晴れると気持ちいい。
当たり前のことだけど学生時代はちょっと違っていた。

僕は学生時代は野球部に入っていた。練習もきつかったと思う。今はどうか知らないけど、当時は真夏の炎天下に水も飲ませてもらえなかった。いったいあれはなんだったんだろう。時々トイレにいったとき隠れて生ぬるいトイレの水を飲んだりしていた。今考えると脱水症状寸前でいつも練習してたような気がする。

だから雨が降ると少し嬉しい。いやとても嬉しい。涼しい。練習が早く終わる。室内で筋トレで終わる。というわけで学生時代からの癖で社会人になってからも雨が降ると嬉しくなってしまう癖が残ってしまった。いつからだろう…晴れると普通に気もいいって思えるようになったのは。今の高校球児も雨が好きなんだろうか。今回は特に盛り上がった高校野球を見ていてそんなことをふと思ってしまった。

今は晴れると気持ちいい。心から気持ちいい。晴れると気持ちいいと思える自分でいることが気持ちいい。
Sweet Rain Captain Marvel
晴れるとスタンゲッツが聴きたくなる。晴れると気持ちいいっていう感じと、晴れると気持ちいいって思える自分でいられることの気持ちよさをかんじさせてくれる。感情たっぷりこもったクールネス。こういうふうにサックスが吹けたらどんなに幸せだろう。

アルクーパーはいつでも聴きたい。

アルクーパーは高校生の頃から大好きだった。ブルースもサイケもアートロック的なものもシンフォニックなプログレ風なものもソウルもファンキーなものもブラスロックもジャムセッション風なものも…その時々でいろいろスタイルを変えるけどどんなことを演っていてもすべて僕の好みにピッタリな感じで、数少ない全てのアルバムが大好きなアーティスト。こんなアーティストはよく考えてみるとほかにいない。たぶんいないと思う。
早すぎた自叙伝 赤心の歌
ライクアローリングストーンのイントロを鳴らし、ブルースロックブームの先頭にたち、アートロックからサイケまで先頭を走り、そしてブラスロックを発明する。プログレ初期の一員に加わり、すぐさまソウルグルーヴを奏で、そしてシンガーソングライターブームの一旦をもになっていた。どうでもいいことだけど、そうだったんだろう。

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アニマルズのほうが過小評価だな、きっと。

時々サイケデリックなアニマルズを聴きたくなる。
この頃のイギリスのバンドは
どのバンドもカラフル系サイケかハード系サイケだけど
アニマルズは西海岸系サイケをやっていて。
それも本家よりも言葉の重みがあるサイケをやっていて。
それはたぶんエリックバードンは
その歌だけでサイケを表現できるから。
だけどそのことはたぶんあまり評価もされず
現在にいたっているような気がする。

キンクスだけは過小評価と言ったけど
アニマルズのほうが過小評価だな、きっと。
Winds of Change The Twain Shall Meet

今のロックには青春が足りない。無邪気な思いつき。そうだ日本にはいる。

今日たまたまその辺にあったジゴロアンツとファーストボールをたまたま聴いていて、なんか青春だなって思った。これらのアーティストを聴いていた時代が青春時代だったからでは全然なくて、(その頃はもういい大人だった)メロディが、歌が、とても青春してる。無邪気で甘酸っぱくて切なくて胸にグッときて、そして理由はないけど前を見てる感じ。

アメリカにもイギリスにも沢山いた。パワーポップなんていわれ方もしてた。スーパースターとかレッドクロスとかBMXバンディッツとかポウジーズとか他にも…すぐには思い出せないけど…とにかく90年代にはごろごろいた。
All the Pain Money Can Buy Flippin' Out/Full-On Bloom グレイテスト・ヒッツ(1)
こういうロックって今あんまりないな。青春ロック。今ロックに足りないのは青春かもしれない。踊れるのとか熱いのとか冷たいのとかクールなのとか哀しいのとかレイドバックしてるのとか哀愁はあっても青春がない。そうだ、今、ロックに青春が足りない。

そうだ、日本にはいる。

子供の頃に聴いていたものは古く、大人になってから聴いたものはいつまでたっても新しい。

フレイミングリップスのことをベテラングループというのはちょっと違和感がある。自分の中ではまだ新しいバンド。フレッシュなイメージすらある。ただ考えてみる。もう20年近くやってるバンド。ベテランバンドというのが正しい。ただ感覚としては新しいバンド。

ではどのあたりのアーティストからが僕にとってのベテランのアーティストになるのか。レディオヘッドもベックも新しいアーティストという感覚。ニルヴァーナは新しい。ダイナソーJRやソニックユースもなんとなくベテランというより中堅という感覚。決してベテランではないし古いバンドというイメージもない。ストーンローゼズはちょっと古い感じ。ただこれは解散してるからなのか。ハッピーマンデーズ。ちょっと古い。ガンズンローゼズ。古い。このあたりが境目か。
Appetite for Destruction Nevermind

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ロックはソフトな方向に向かっているのか。あの頃のノイズギターを聴いて感じたこと。

吉祥寺のディスクユニオンで思い入れのある中古アナログ盤を見つけたのでついつい購入してしまった。ついついというのはなんとなく気分がよかったから。いつも思うんだけど、買うか買わないか迷った時、その時のその瞬間の気分にそうとう左右されてしまう。というわけで、その時はハイな気分だったので、そのフレイミングリップスとダイナソーJRとレディオヘッドのアナログ盤を買った。

フレイミングリップスのトランスミッションをちゃんと聴くのは久しぶり。フレインミングリップスで一番好きなアルバムはピンクのトイレのやつで、この盤はその次に出たもの。トイレのやつは日本盤出てたのにこれは随分後になってから日本盤になった。当時はその程度の扱いだった。当時の印象としては、マジカルガレージポップサイケデリックエクスプロージョンな前作と比べると、ちょっとメロディアス度が増して落ち着いてきたかな、っていうそのくらいの印象しかなかった。
Hit to Death in the Future Head Transmissions from the Satellite Heart
聴いてみて印象はまったく違っていた。

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キンクスだけは過小評価。英国最高のロックンロールバンド。今のところは。

なつめろ系ライブも好きで結構行ってる。ポールにジョージにリンゴにクラプトンにジミーペイジにストーンズにドアーズにフーにイーグルスにロジャーウオーターズに…。単純に楽しめる。でもただそれだけ。でもキンクスだけは違っていた。キンクスは現役バリバリのロックンロールバンドだった。動きもサウンドの切れも現役。声もよく出てたし過去を振り返るより今をしっかりと生きて未来をも見据えてる感じだった。だから感動した。
To the Bone アザー・ピープルズ・ライヴズ
キンクスはどの時代にも素敵なアルバムを作り続けてきた。決して70年代で終わってるようなバンドではない。ざくざく切り込むギターリフの攻撃的なロックンロールからほのぼのした素朴なポップソング。疾走感溢れる青春ロックに皮肉っぽいアヴァンギャルドポップ。素朴な味わいもあるし暴力的な奔放さもある。でもやはりなによりレイディッヴィスは素晴らしいソングライターであり続けている。いい曲しかない。レイの曲にハズレはない。

英国ロックは常に日本で過大評価されてると思うんだけどキンクスだけは別。どうしてこんなに地位が低いのか。あの時代からずっとずっとロックンロールし続けていたのはキンクスだけ。英国最高のロックンロールバンドはキンクスだと思う。今のところは。

丁度いいロック。調和のロック。どうしてイギリスのことを英国と言うのだろう。

ハッピーマンデーズのグルーヴ感は常に気持ちいい。気持ち良く駄目人間になれるしハイになれる。勝手に体が動いてしまう。このアルコールっぽい粘っこいグルーヴ。こういうのをグルーヴっていうんだよな。打ち込み多用だけど人間の温度がある。ひたすら気持ちいい。からだがぐにょぐにょになる。腰砕けグルーヴ。グルーヴロック。ものすごくイギリス的だけどあの時代のアメリカの感じ。ラブアンドピースなあの感じ。

そしてレディオヘッドでクールダウン。冷たくて機械っぽさと人間っぽさの調合具合が丁度いい。そしてこのギターの情感の噴出具合もすさまじいけど暑苦しくならないところがブリティッシュ。そしてメロディアス。とげとげしさも丁度いい。リズムの強調具合も丁度いい。湿っぽくなりすぎないところも丁度いい。イギリスのロックははみ出さないところがいい。丁度いいロック。調和のロック。
Pills 'n' Thrills and Bellyaches The Bends
こういういかにも日本人が好きそうなイギリスらしいイギリスの代表的なバンドを続けて聴く事ももちろんある。よくある。

でもどうしてイギリスのロックが好きな人はイギリスのことを英国というようにまるで外来語禁止の戦時中のような言い方をするのだろう。アメリカのことを米国とは言わず、イタリアのことを伊国とは言わず、日本のことを日本国とも言わず、どうしてイギリスだけ英国なのか。よくわからない。素朴な疑問。普通にイギリスって言えばいいのに。

日本人はどうしてイギリスびいきなのか。アメリカンロック過小評価の悪循環。

バーズもバッファロースプリングフィールドもラヴもジェファーソンエアプレインも同時代のイギリスのバンド群に比べて確実に過小評価。グレイトフルデッドにフランクザッパにクイックシルバーメッセンジャーサービスにカントリージョーアンドフィッシュに…まだまだいる…アメリカでは大人気で日本ではマニア受けバンド。そろいもそろって日本での人気は低すぎるくらい低い。イギリスのバンドはそろいもそろって人気も評価も高いのに。
Fifth Dimension Buffalo Springfield Again
それは80年代、90年代にはいってからも続く。過小評価3大バンド、フーティーアンドブロウフィッシュにウオールフラワーズにカウンティングクロウズ。そしてジェイホークスにソウルアサイラム。REMにパールジャム…まだまだいる。アメリカで人気の高いアメリカンロックらしいアメリカンロックバンド。アメリカでは人気あっても日本では明らかに過小評価。昔から現在にいたるまで日本はずっとずっとイギリスびいき。日本で人気が高いアメリカのバンドはヘビメタと産業ロックくらいなんじゃないかと思えるくらい。

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2度買いさせるレコード会社。売るのも買うのももうやめたほうがいい。

ボーナストラックにデラックスエディション。リマスターに紙ジャケ再発。ほぼ同じものを買うのも買わせるのももうやめたほうがいい。まだ聴いたことのないほかのアーティストの他のアルバムを聴いたほうがいい。

ボーナストラックなんてオリジナルアルバムの起承転結を損なうためにしか存在しないし、もともとたいしたものではないからおまけ扱いになってるだけ。発掘音源は別売りにしてほしい。いや、すべき。どうしてその音源だけを聴きたいのにまったく同じアルバムをもう一枚買う必要があるのか。

それからリマスター。これもやっかい。リマスターされたからといって音が良くなってるとは限らない。変に現代的な音になってしまって違和感があることもある。そもそもアナログ時代にアナログで聴かせるものを想定して作られた音源をデジタルに変換した時点でもう相当無理がある。音などそもそも良くなどならない。

そんなことはもうやめて売り手はまだ聴かれてないアーティストを聴かせる努力をすべきだし、聴き手はまだ聴いたことのないアーティストを聴くべき。

2度買いの悲しみ。迷ったら買わないが鉄則か。

レコードの所有数が増えてしまうと同じものを2枚買ってしまうようなこともある。レコード屋でほしいなって思うレコードを見つけても、もしかしてこれもってたかも、って思うことはしばしば。最近も同じものを買ってしまった。またやってしまった…。僕はアルバム買ってもクレジットとかもあまり見ないし、見たとしてもすぐに忘れてしまう。このアルバムはこの人が参加していてっていう覚え方をしてるわけではなくて、こんな感覚のこんな風に感じたアルバムっていう覚え方をしてるので記憶があいまいになりやすい。もちろん大好きで聴きこんだアルバムを二度買いするようなことはない。買って1,2回聴いて終わってしまったもの、全然印象に残ってなかったもの、ジャケが似ているもの、とかそんなものが2度買い候補になる。
ゴー! Damn the Torpedoes
それとは別にCDで持ってたものをアナログ盤で聴きたくてアナログ盤を買うことも増えてきた。中古アナログを買おうとしていて、このアルバムはアナログで持っていたか、CDしか持ってなかったか…思い出せない。迷ったら買うが鉄則だけど、こういう迷いの時は買わないことが鉄則なのかもしれない。もしかしたら持っていたかもしれないって思ったときはたいてい持っている。それをこの前またしても証明してしまった。数週間前デクスターゴードン。1年くらい前、トムペティー。1年一枚ずつくらいはやってしまいそうでちょっと怖い。

海賊盤のこと。デジタルコピー時代の西新宿。

海賊盤をよく買ってた時期があった。聴いていたというより買っていたという方が正確かもしれない。ほとんどの海賊盤は最初の1,2回しか聴かない。本当に良いごくごく一部のものだけ繰り返し聴くことになる。

ビートルズ、ジョンレノン、ニールヤング、レッドツェッペリン、エリッククラプトン…。それからニルヴァーナとかダイナソーJRとかマシュースイートとかリプレイスメンツとか…。いわゆるオールドウエーブものと最新のもの。

海賊盤もCD時代になって音のいいものが多数出現。ビートルズのストロベリーフィールズの段階を追ったバージョンを初めて聴いたときは本当に驚いたし、ジョンレノンの弾き語りのヘルプとかも衝撃的だった。それに当時の新しいアーティスト達のライブ盤もDATでかなりいい音で隠し撮りされてたり。クラプトンの74年のライブはへろへろだけどそれがとても人間味溢れていてすごくよかったり、ニールヤングの73年くらいのライブが生々しくて痛々しかったりとか。ツェッペリンのパッケージとかアートワークが凄く良かったり。

でももう何年も西新宿界隈には行っていない。特定のアーティストを深く知ろうと思うより色々なアーティストのことを知りたいと思うようになったからかもしれない。デジタルコピー時代、西新宿はどんなふうになってるのだろうか。

ロックバーが好きな理由。マスターとのロックによる会話。

札幌に住んでた頃。もう7、8年くらい前のこと。ロックバーが好きになって、時々ひとりでいっていた。何故かわからないけど友人や仕事関係の人と行ったことはあまりない。ひとりでほっとしに行っていたのかもしれない。それに話したい時にはマスターと話ができて、話したくないときには音楽がその沈黙を消してくれる。気をつかわなくていい。

最初のうちはよくリクエストをした。デレクアンドドミノスとかキングクリムゾンとかリトルフィートとかジョンレノンとか。でもリクエストするのは最初のうちだけ。そのうちマスターに好みを覚えてもらって、店に入ってしばらくすると、明らかに自分のことを意識して選曲してくれたんだなって感じることがあって、そんな言葉のない、音楽による、ロックによる会話、それがとても嬉しい。たぶん店に入ってきた感じでこんな曲が聴きたいだろうなって読んでくれてこの選曲。あえてそのことについて触れない。言葉に出さない。音楽だけのコミュニケーション。
Layla and Other Assorted Love Songs ディキシー・チキン
「こういうのどう?」「そうそう、これ聴きたかった、どうしてわかったんですか」、「なんだかそんな気がして、俺もちょうど聴きたかったところだし、いいよね、この頃のクラプトンは…」

なんてことを言葉じゃなくて音楽でしてるような感じ。この感じを味わえるようなロックバーには何度も通いたくなる。

東京にも時々空がある。時々空を忘れてる自分がいる。

東京にも時々空がある。例えば今日の夕焼け。東京にも空があるんだな。かろうじてあるんだな。それだけで少し感動する。
20060808194606.jpg 20060808194620.jpg

東京には星もない。夜になっても空には人工的な明るさがあるから東京には星がない。時々星のようなものを見つけるけどあんなもの本来の星ではない。こんな星に願いなど託せない。だから時々地方で空を見上げると感動する。上を見ると普通に空があるから。星があるから。19歳まではそれが普通だったのに時々そのことを忘れてしまう。

とんかつ屋はどうしてご飯と味噌汁とキャベツが御代わり自由なんだろう。ビールと食事の両立。真夏にアシッドフォーク。

昨日はモーティー(チワワ)の散髪と爪きりなどもあり、吉祥寺の東急のペットショップに行った。東急にはおいしいとんかつ屋さんが入っていて時々立ち寄る。とんかつ屋のごはんと味噌汁とキャベツはどうして御代わり自由なんだろう。ごはんと味噌汁とキャベツが御代わり自由ではないとんかつ屋にはまだめぐり合ったことがない。あるのだろうか。

暑かったので生ビールを注文したけどすぐに後悔することになる。すぐ腹が膨らんでしまう。せっかく御代わり自由なのに意味がなくなってしまう。もちろん御代わりしたけどちょっとお腹が苦しくなる。ビール大好きだからいつでも飲みたくなるんだけど、美味しいものを食べることと両立しないところが辛い。腹が減ってるから美味しいものを腹いっぱい食べたい。しかもビールが飲みたい。いつも困る。本当に困る。
The 5000 Spirits or the Layers of the Onion One Nation Underground
ディスクユニオンでインクレディブルストリングバンドの中古アナログ盤が安かったので購入した。このバンドは何枚かもってたけど一番ジャケが好きなものは前から知りながら、なぜかまだ聴いたことがなかった。幻想的で土着的。土着的だから幻想的なのか。スピリチャルなフォーク/トラッドミュージック。夏にはこういうのもなかなかいい。アメリカのアシッドフォークバンド、パールズビフォアスワインとイメージがかぶる。フルートとシタールの音色が幽玄に響く。この時代の音楽は本当に奥が深い。そして暑さでぼうっとしてる時にはこの時代のアシッドフォークを聴きたくなる。どちらも1967年リリース。この年の音楽は本当に奥が深い。

運動した翌日の筋肉痛。生きてる証。ライブ盤が好きな理由。

朝起きるとたぶん体じゅう痛くなってるだろうなって思ってたけど、予想的中、体じゅう痛くなってた。たぶん明日になるともっと痛くなってるんだろうな。筋肉痛は歳とともに痛くなる日が先延ばしになる。若い時は運動した直後に筋肉痛。歳を重ねるとその痛みが翌日に来て、さらに歳をとるとその翌々日にくるのだろう。たぶん。別に筋トレとかしたわけじゃないのに。バットを振ってボールを投げただけなのに。肩だけじゃなくて背中も痛い。まあ久しぶりの運動だったから、野球も久しぶりだったから、と自分に言い聞かせる。スポーツ好きな人はみんなこういうふうに自分の体と折り合いをつけていくんだろう。きっと。
フィルモア・イースト・ライヴ Live Album
ただこの筋肉の痛み自体は嫌いじゃない。筋肉がついてるような気がするからというのもあるけど、その痛みそのものを感じることは、うまく言えないけど、生きているってことを実感する。生きてる証。大げさに言えば。そしてそういうときは轟音ギターロックを浴びるように聴くのも好きだけど、学生時代練習に疲れて帰ってきた時はライブ盤も浴びるようによく聴いていた。

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早朝野球。久しぶりの疲労。あの頃の轟音ギターの記憶。

久しぶりの早朝野球。港区の麻布球場。職種的に朝はゆっくりなので試合開始は8時。暑い。それにもまして体が動かない。時間に遅れそうになって球場最寄駅の広尾駅から走る。徒歩10分くらいの距離なんだけどもう息が切れそうになる。

ウオーミングアップ。柔軟体操。キャッチボール。既に肩が痛い。

試合開始。4番ショート。バッティングはなんとかなる。だてに大学まで野球やってない。ただし走ると辛い。持久力が著しく低下してる。1打席目はレフトオーバーだけどシングルヒットに。ファーストベースをまわったところで足がもつれそうになる。
Weld You're Living All Over Me

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「どういう音楽が好きなんですか?」なんて言われるといつも困ってしまう。メディアとレコード会社の洗脳。今の若いリスナーの聴き方は圧倒的に正しい。

「どういう音楽が好きなんですか?」なんて言われるといつも困ってしまう。まず相手がどの程度音楽に詳しいかにもよるし、どのあたりのジャンルに詳しいかによって返答を変えなければならない。困る。いつもとても困ってしまう。しょうもないことだけど常に返答するのにワンテンポ遅れてしまう。

例えば好きなアーティストっていうことで、ニールヤングとか…なんて答えると、ああ、そうなんだ、70年代のシンガーソングライター系が好きなんだ…なんて思われてしまう。かといってキンクスなんて答えると、スノッブないわゆる英国ロックファンだと思われてしまう可能性もある。かといってダイナソーJRとかフレイミングリップスとか…なんて答えると、アメリカのオルタナ系が好きなんですね。私はどちらかというとUKロックが好きなんですよ、なんていうヘンテコな答えをもらうことになる。
On the Beach Something Else by the Kinks
ジャンル名で答えるとどうなるか。例えば、60年代のサイケデリックロックが好きで…といっても13フロアーエレベーターズとホリーズのサイケアルバムでは幅がありすぎる。そもそもそんなのわからない人が多い。60年代のロックが好きで、なんて答えても、別に60年代のロックにも好きじゃないアーティストもいるし、今のロックに大好きなアーティストもいる。そもそもジャンルで好き嫌いが決まるわけではない。

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斉藤和義は心の中の一番深いところを刺激する。誰にでもある一曲。

斉藤和義はいつ聴いてもグッときてしまう。特に静かな夜。心の中の一番深いところに来る。だから心の中の一番深いところを刺激してほしいときは斉藤和義を聴く。

「大丈夫」という曲のサビの後半のグッとくるコード進行の上にのってる

大丈夫 なるようになるのさ 
いつでもそうやって笑ってたじゃない 

という部分が大好きで時々頭の中で鳴らす。

大丈夫。なるようになる。なんとかなる。大抵のことはなんとかなる。なんとかならないことなんてない。あるかもしれないけどそう思っていたい。
FIRE DOG 弾き語り 十二月 in 武道館~青春ブルース完結編~
こういう曲が誰でも一曲くらいはあるんだろうけど、僕の場合は斉藤和義の「大丈夫」という曲もそんな曲のひとつ。斉藤和義の曲にはそういう曲が他にもあって、そんなアーティストって他にいない。どうしてかはわからないけど。今夜もたまたま聴いていてそんなことをふと思った。

ライナーノーツはつまらない。音楽ガイド本もつまらない。中山康樹氏の著作が面白い理由。

ジャズの中古アナログ盤を購入するときは出来る限りアメリカ盤を購入したいけど、やはり日本盤は安いので日本盤を買うこともある。そうするとライナーノーツがついてくるわけだけど…これが…本当に…つまらない。データ的なことと画一的な奏法の説明と当時の画一的な状況を小難しく書いてあるだけ。読み物として面白みに著しく欠ける。難しく偉そうに書くことだけを目的として書かれたような難しくて偉そうな文章。なるほど、こういう文章のせいでジャズは難しくて、そして偉そうで閉鎖的なファンを産んできてしまったのか。それはジャズに限ったことではないけれど。

僕は活字自体が好きなので音楽関係の本を読むのも好きだけど、それは”ガイド”として読んでるというより、読み物としての面白さを求めて読んでいることのほうが多い。そして、その要求を満たすような本は少ない。本当に少ない。特にジャズは皆無と言っていい。
マイルスを聴け!〈Version6〉 超ジャズ入門 ディランを聴け!! ビーチ・ボーイズのすべて

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プロフィール

gaku69ab

Author:gaku69ab
吉田 学:音楽プロダクション勤務。アーティストマネージメント、A&R、ライブ制作などやってます。1969年5月3日香川県高松生まれ。大学進学時に横浜へ。レコード会社就職時に東京へ。大阪、札幌への転勤、そして転職を経験しながらも、現在までずっと音楽業界にいます。ニールヤングとジョンレノンとアルクーパーとドアーズとビートルズとキンクスとバーズとデレクアンドザドミノスとサイケデリックロックが特に好きですがスタンゲッツやビルエヴァンスやブルーノートやXTCやトーキングヘッズやポールウェスターバーグやダイナソーJRやマシュースウィートやフレーミングリップスやウィルコや斉藤和義も好きです。
<好きなレコード>
THE BEATLES-RUBBER SOUL
THE BEATLES-THE BEATLES
THE BEACH BOYS-SUNFLOWER
AL KOOPER-NAKED SONGS
DEREK AND THE DOMINOS-LAYLA AND ASSOCIATED LOVE SONGS
THE KINKS-SOMETHING ELSE BY THE KINKS
THE BLUES PROJECT-PROJECTIONS
NEIL YOUNG WITH CRAZY HORSE-EVERYBODY KNOWS THIS IS NOWHERE
NEIL YOUNG-ON THE BEACH
NEIL YOUNG-TONIGHT'S THE NIGHT
XTC-Orange&Lemons
Nirvana-Nevermind
Teenage Fanclub-Bandwagonesque
The Flaming Lips-Hit to Death in the Future Head
Dinasour Jr.-Where You Been
Paul Westerburg-14 Songs

泉谷しげる-Early Time
桑田佳祐-孤独の太陽
斎藤和義-ジレンマ
Cornelius-69/96

<好きな作家・本>
安部公房-ほぼ全部
佐藤正午-ほぼ全部
伊坂幸太郎-ほぼ全部
重松清-疾走
三田誠広-考えるウォークマン
村上春樹-世界の終りとハードボイルドワンダーランド
村上龍-シックスティーナイン
奥田 英朗-サウスバウンド
筒井康隆、三崎亜紀、乙一、中山康樹


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