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”英国ロック”とは。

”英国ロック”は格調高くなければならない。”英国ロック”は頭が良さそうに見えなければならない。”英国ロック”は思慮深くなければならない。”英国ロック”は音楽を聴く時間と同じかそれ以上の時間をかけて参考書で勉強しなければならない。”英国ロック”は70年代に集中している。”英国ロック”のことを”イギリスのロック”とか”UKロック”などと軽々しく呼ぶことは決して許されない。最低限”ブリティッシュロック”ということばを使用する必要があるがそれでも充分とは言えない。極力”英国ロック”ということばを使わなければならない。

”英国ロック”は頭で考えながら聴かなければならない。決してドライブの最中に家族や知人と話しながら聴くものではなく、休日の午後に紅茶を飲みながら室内で優雅に聴かなければならない。踵でリズムをとりながら聴くこともあまり好ましいことではない。踊りながら聴くことなどもっての他である。”英国ロック”は破天荒であってはならい。想定内のものでなくてはならない。
”英国ロック”はレーベルにこだわらなければならない。”英国ロック”はデータの細部まで暗記しておかなければならない。レコード番号のチェックもしておいたほうが好ましい。”英国ロック”はオリジナルアナログ盤が10000円以上しなければならない。できれば15000円を超えていればベストである。”英国ロック”ということばはあるが”米国ロック”とか”伊国ロック”とか”独国ロック”とか”日本国ロック”ということばを使うことはたぶんあまりない。

”英国ロック”は”いかにも英国ロック的な憂いのある”という表現に適したものでなくてはならない。”英国ロック”は”まさに英国ロック的な叙情性をもった”という表現にも適したものでなくてはならない。その”英国ロック的な”ということばの意味がよく解らなくても解ってるふりをしなければならない。英国ロックのジャケットは”まさに英国的な叙情性をもった”とか”英国的な憂いをもった”という表現を使わなくてはならない。もちろんその”英国的な”という意味がわからなくてもわかったふりをしなければならない。”英国ロック”とは”英国ロック”を好む人の間でしか通用しないことばである。

”英国ロック”とは…
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Comment

[153] こんばんは!

笑いすぎて、おなか痛いし(爆)。
どうもあのネクラなところが、好きじゃなくて、でも必殺屈折人の私には、あまりにもピッタシで、でも英国ロックばっか聞いてられるか!て、いつも思います。
そんなときは、踊れるドイツに飛んじゃいますが!(爆)

[154] あらら

こんにちわ。
読んでいてYMOの増殖を思い出しました。
あの「若手評論家」のコントの部分。

[155] 英国ロックは・・・。

面白そうなので私も参加させてください(笑)。
”英国ロック”は,マッチョを馬鹿にしていなければならない。
”英国ロック”は,ベースボールキャップを被った若者は聴いてはならない。
”英国ロック”は,一応アメリカでの成功も夢見て密かに挑戦するが,ちっとも売れないために,結果ますますアンチアメリカをネチネチと表現してしまう音楽である。
(言い過ぎたかな。ちなみに私は英国ロックが大好きです,念のため。)

[156] コメントありがとうございます!

”英国ロック”ってそれを聴く側(書く側)の態度がにじみ出てることばだなって思って。”英国ロック”ということばを目にするたびになんだか可笑しくなってしまうんです。理由はうまく言えないんですけど。”英国ロック”もジャンルのひとつかなって思うんです。
>evergreen さんへ
ホントですか?笑ってもらうのが一番嬉しいです。踊れるドイツへ、ですか、それもまたevergreen さんらしくて素敵ですね!僕ももちろん”英国ロック”好きですよ!暗いとこも!でもそればかり聴くようなことは確実にありえないです(笑)。
>falso さんへ
小学生の時に従兄弟のお兄さんから誕生日プレゼントに何を思ったかYMOの増殖を貰ったんです。もちろん僕からリクエストしたわけではないしYMOも特に好きではなかったのに。最初は何がなんだかわけがわからなかったことを覚えてます。今、手元にないので確認はできないんですが…聴いてみたくなりました。おそらく笑えるブラックユーモアなんでしょうね。
>FUJIMIROCK さんへ
続けていただいて光栄です。僕は70年代ものを割と想定してたんですが、まあどの時代のものにも使えますね。FUJIMIROCKさんの続編を読むとよく分かります。もちろん僕も”英国ロック”大好きですよ。でも”英国ロック”ということばはたぶんこれからも使うことはないと思います。あ、こういう文章では別ですよ!

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gaku69ab

Author:gaku69ab
吉田 学:音楽プロダクション勤務。アーティストマネージメント、A&R、ライブ制作などやってます。1969年5月3日香川県高松生まれ。大学進学時に横浜へ。レコード会社就職時に東京へ。大阪、札幌への転勤、そして転職を経験しながらも、現在までずっと音楽業界にいます。ニールヤングとジョンレノンとアルクーパーとドアーズとビートルズとキンクスとバーズとデレクアンドザドミノスとサイケデリックロックが特に好きですがスタンゲッツやビルエヴァンスやブルーノートやXTCやトーキングヘッズやポールウェスターバーグやダイナソーJRやマシュースウィートやフレーミングリップスやウィルコや斉藤和義も好きです。
<好きなレコード>
THE BEATLES-RUBBER SOUL
THE BEATLES-THE BEATLES
THE BEACH BOYS-SUNFLOWER
AL KOOPER-NAKED SONGS
DEREK AND THE DOMINOS-LAYLA AND ASSOCIATED LOVE SONGS
THE KINKS-SOMETHING ELSE BY THE KINKS
THE BLUES PROJECT-PROJECTIONS
NEIL YOUNG WITH CRAZY HORSE-EVERYBODY KNOWS THIS IS NOWHERE
NEIL YOUNG-ON THE BEACH
NEIL YOUNG-TONIGHT'S THE NIGHT
XTC-Orange&Lemons
Nirvana-Nevermind
Teenage Fanclub-Bandwagonesque
The Flaming Lips-Hit to Death in the Future Head
Dinasour Jr.-Where You Been
Paul Westerburg-14 Songs

泉谷しげる-Early Time
桑田佳祐-孤独の太陽
斎藤和義-ジレンマ
Cornelius-69/96

<好きな作家・本>
安部公房-ほぼ全部
佐藤正午-ほぼ全部
伊坂幸太郎-ほぼ全部
重松清-疾走
三田誠広-考えるウォークマン
村上春樹-世界の終りとハードボイルドワンダーランド
村上龍-シックスティーナイン
奥田 英朗-サウスバウンド
筒井康隆、三崎亜紀、乙一、中山康樹


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