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”ヘビメタ”が”メタル”になった理由。

僕の10代はそのまま80年代でその時代はMTVとかライブエイドとかニューロマとか…そういう時代で、その中で”ヘビメタ”というのがあった。

中学校のクラスの中で普通のマニアじゃない音楽好きがマイケルシェンカーグループがどうのこうのとかスコーピオンズがどうのこうのとかこれはハードロックでこれはヘヴィーメタルだ論争とか、そういう話をしてたような時代。”ヘビメタ”のファンは決して”ヘビメタ”を”ヘビメタ”とは呼ばず、ちゃんと”ヘヴィーメタル”と呼んでいた。

僕はヘヴィーメタルを好きになったことはないけどそんな僕でさえヘヴィーメタルを耳にする機会は多々あった。そのくらい日本では人気があったし、その音楽そのもの以上に”ヘビメタ”ということばが市民権を得ていたような気がする。いわゆるヘビメタファッションとただのうるさい音楽の象徴として音楽を知らない人まで”ヘビメタ”ということばを使っていた。蔑称として使われていたのだろう。たぶん。
そういえば、当時人気があった「天才たけしの元気が出るテレビ」で”早朝ヘヴィーメタル”というコーナーがあって、アマチュアヘビメタバンドが有名人の寝起きをヘビメタで襲うという企画で、そのばかばかしさが可笑しくて好きだった。

今、”ヘビメタ”ということばは使用されてるのだろうか。ヘヴィーメタルのことを書いている文章の中で”ヘビメタ”という記述はみあたらず”HR/HM”(この記述法もヘヴィーメタルファンしか使わない?)という記述や”メタル”という記述が目立つ。

ヘヴィーメタルを”ヘビメタ”と呼ぶ時には、プログレッシヴロックを”プログレ”と呼んだりオルタナティヴロックを”オルタナ”と呼ぶのとはわけが違う。”ヘビメタ”が80年代に蔑称(?)として使用され、いつの間にかその悲しい歴史を封印するかのように”メタル”ということばが使われるようになってきた。つまりヘヴィーメタルは人気絶頂期に”ヘビメタ”と蔑称され、人気の下降とともに”メタル”と人知れず呼ばれるようになる。悲しい歴史。

話におちはないけど、ふとそんなことを想ってしまった。
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Comment

[157] ふむふむ

毎回おもしろいな~!!!
かなりの私と同類、ひん曲がって折れてまたひん曲がる・・・

私は、メタルは今から聞こうと思ってるんですが・・・
HMて今すたれてるんですかね~
世上にうとい私です。

[158]

>つまりヘヴィーメタルは人気絶頂期に”ヘビメタ”と蔑称され、人気の下降とともに”メタル”と人知れず呼ばれるようになる。

凄い!私にはぜったいに書けない、
深い内容です。
とても面白く読ませていただきました♪

私の男友達(日本人)で、メタルマニア?というか、本当にメタル大好きな人がいたんですが、その人が語るには、この記事と同様、「ヘビメタ」はやっぱり軽蔑にあたるんだそうです。そんな彼が、私を洗脳しようとして、笑 くれたCDには、
”HR/HM”と毎回、でっかく書かれて
いたことを思い出しました。

ヘビメタは、派手な衣装や、騒音などといったステレオタイプで、それこそメタルという音楽性を知らない人でも、容易にイメージできるからこそ、「ヘビメタ」と言う言葉がでたんではないかなあと思っています。でも、それは確かに、「プログレッシヴロックを”プログレ”と呼んだり。。。」するのとは違いますもんね。

話は反れますが、略すのって、日本独特だから、とても興味深いです。

[160] evergreenさん、透明少女さんこんばんは!

>evergreenさんへ
ひん曲がってるかな?ひん曲がってるんでしょうね(笑)。というかひん曲がってるからROCKを聴き続けてるでしょうね(笑)。これからメタルですか!いいじゃないですか!僕は別にメタルに限らずどんなジャンルにも偏見持ってないし(10代の頃は、まぁ、なんか血気盛んな若者だったから、少しは、ほんの少しはあったかも?というかありました。でも今は本当にありません!)特に自分にとって未知のジャンルのものを聴きはじめる時ってワクワクしますよね!すごく新鮮だし。僕もJAZZ聴き始めた時とか特にそんな感じでした!今のメタルには当然疎い(笑)ですが、今すたれてるというより、あの時代が凄かったんですよ!だってゴールデンタイムの全国放送で毎週笑いのネタにされるくらいの知名度って凄いことだと思いますよ!それだけ人気が物凄かったということじゃないでしょうか。

>透明少女さんへ
いやいや誉めていただいて嬉しいですが、それほどのものじゃないです(笑)。恥ずかしいくらいです。今の10代の若者もヘビメタっていうことば知ってるんですね。しかも軽蔑の意味まで含めて。これは本当にすごいことだと思います。20年前のことばですよ!それからそのHR/HMという記号もやはりメタルマニアの間では常識的な表記なんですね。でも僕はそれが何を意味するのか解らないんです(笑)。「ハードロックあるいはヘヴィーメタル」なのか「ハードロックとヘヴィーメタル」なのか「ハードロック=ヘヴィーメタル」なのか。今度その男友達さんに聞いておいてください(笑)。

ヘヴィーメタルの当時の日本での異常とも思える人気(世界ナンバーワン?)は伊藤政則氏(音楽評論家)の活躍などももちろんありますが、メロディーなんかは歌謡曲に近い哀愁があって、特にヒーローものやアニメの主題歌にとても近いように感じます。だから当時の日本の子供達にはとても馴染みやすかったんだと思うんです。それは後に”アニメタル”が証明しております(笑)。こういうことって思ってる人多いはずなんだけど、ロックの歴史本なんかには間違いなく載らない、永遠に封印されてしまうんですよね。悲しいことに。それからもう変な感情抜きでヘビメタと呼ぶことにしましょうよ!メタルだとヘヴィーはどうなるんですか!日本的名称短縮法に反してますよ!プログレにオルタナにヘビメタ。もう20年も前のことです。みんな忘れましょう。ねぇ、そう思いませんか?エバグリさん!透少さん!

[161] これもわからないですね~。

こんにちわ。
『ハード・ロックとヘヴィ・メタルの境界線』なんて考えると面白いかもしれませんね。
歌詞の中にヘヴィ・メタルと言う言葉が入っている曲は、既に1970年前後には有りましたね。

ジャンルとして取り扱われるようになったのは何時頃からかわかりませんが、結局は或る時期に出た勢いを指しているような気がします。
個人的には『Punk以降に注目された若しくはデヴューしたハード・ロック系のBandをヘヴィ・メタルと総称する』みたいな感じかな。

[163] falsoさんこんばんは!

ステッペンウルフの"Born To Be Wild"の歌詞の中に”ヘビメタバンド”という一節が出て来ますね。英語読みすると”ヘビメタ”と聴こえますね(笑)。ハードロックとヘヴィーメタルの境界線ですか…難しいですね(笑)。メタルファンとそれ以外の人では大きく違う気がします。BURRN!誌(メタル専門誌)に載っていてロッキングオンにのってないのがヘヴィーメタルで両誌ともに載ってるのがハードロックといいうことでいいんじゃないでしょうか(笑)。

[168] 蔑称だったのですか!失礼いたしました。

80年代を代表する音楽誌、ミュージックライフは廃刊したが、BURRN!は存続している。このあたりに、私は80年代洋楽の明暗というか、哀愁というか、、を感じずにはいられません。(当初はミュージックライフにメタルも掲載されていたような記憶ですが・・・どうでしたっけ?)

[173] ウヌニコさん気を付けてください(笑)

”ヘビメタ”は蔑称です!使ってるほうがそんな意味で使ってなくても”ヘビメタ”ファンは気を悪くするそうです。僕は当時の”ヘビメタ”ファンがヘビメタと絶対言わなかったことで察知しました(笑)。ミュージックライフにも普通に”ヘビメタ”載ってたと思いますよ。ミュージックライフ廃刊とバーン存続にも哀愁感じますがバーンの表紙を飾るアーティストがいまだに20年前と全く変わっていないことの方にさらなる哀愁を感じます。

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gaku69ab

Author:gaku69ab
吉田 学:音楽プロダクション勤務。アーティストマネージメント、A&R、ライブ制作などやってます。1969年5月3日香川県高松生まれ。大学進学時に横浜へ。レコード会社就職時に東京へ。大阪、札幌への転勤、そして転職を経験しながらも、現在までずっと音楽業界にいます。ニールヤングとジョンレノンとアルクーパーとドアーズとビートルズとキンクスとバーズとデレクアンドザドミノスとサイケデリックロックが特に好きですがスタンゲッツやビルエヴァンスやブルーノートやXTCやトーキングヘッズやポールウェスターバーグやダイナソーJRやマシュースウィートやフレーミングリップスやウィルコや斉藤和義も好きです。
<好きなレコード>
THE BEATLES-RUBBER SOUL
THE BEATLES-THE BEATLES
THE BEACH BOYS-SUNFLOWER
AL KOOPER-NAKED SONGS
DEREK AND THE DOMINOS-LAYLA AND ASSOCIATED LOVE SONGS
THE KINKS-SOMETHING ELSE BY THE KINKS
THE BLUES PROJECT-PROJECTIONS
NEIL YOUNG WITH CRAZY HORSE-EVERYBODY KNOWS THIS IS NOWHERE
NEIL YOUNG-ON THE BEACH
NEIL YOUNG-TONIGHT'S THE NIGHT
XTC-Orange&Lemons
Nirvana-Nevermind
Teenage Fanclub-Bandwagonesque
The Flaming Lips-Hit to Death in the Future Head
Dinasour Jr.-Where You Been
Paul Westerburg-14 Songs

泉谷しげる-Early Time
桑田佳祐-孤独の太陽
斎藤和義-ジレンマ
Cornelius-69/96

<好きな作家・本>
安部公房-ほぼ全部
佐藤正午-ほぼ全部
伊坂幸太郎-ほぼ全部
重松清-疾走
三田誠広-考えるウォークマン
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