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ライナーノーツはつまらない。音楽ガイド本もつまらない。中山康樹氏の著作が面白い理由。

ジャズの中古アナログ盤を購入するときは出来る限りアメリカ盤を購入したいけど、やはり日本盤は安いので日本盤を買うこともある。そうするとライナーノーツがついてくるわけだけど…これが…本当に…つまらない。データ的なことと画一的な奏法の説明と当時の画一的な状況を小難しく書いてあるだけ。読み物として面白みに著しく欠ける。難しく偉そうに書くことだけを目的として書かれたような難しくて偉そうな文章。なるほど、こういう文章のせいでジャズは難しくて、そして偉そうで閉鎖的なファンを産んできてしまったのか。それはジャズに限ったことではないけれど。

僕は活字自体が好きなので音楽関係の本を読むのも好きだけど、それは”ガイド”として読んでるというより、読み物としての面白さを求めて読んでいることのほうが多い。そして、その要求を満たすような本は少ない。本当に少ない。特にジャズは皆無と言っていい。
マイルスを聴け!〈Version6〉 超ジャズ入門 ディランを聴け!! ビーチ・ボーイズのすべて
ただ、中山康樹氏の文章は面白い。ジャズに権威を持たせないところがいい。思いきったことをストレートに言いきる。わかり易いことをわかり易く書いている。誰もが思ってるけど誰もいいたがらない(言えない)ことを言ってくれる快感がある。文章が小気味良くてリズミカル。それに何よりユーモアのセンス。笑える。大いに笑える。読み物として楽しく読める。そう、楽しく読める音楽本。こんな本は他にない。唯一他人に薦めることができる音楽本かもしれない。彼の著書は全て面白い。ディラン本もビートルズ本もビーチボーイズ本も面白い。もちろん意見など違うことも多いし、そこまで極論していいものかと思うこともあるけれで、それはそれで笑って許せてしまう。中山康樹氏がジャズ初期から音楽業界にいたら今の日本でのジャズの立位置はこんなふうじゃなかったような気がする。そしてもしもっともっとロックを書いてくれていたらロックも違っていたような気がする。
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Comment

[411] 昔は情報が無くて泣きました。

こんにちわ。
昔はデータが欲しくて欲しくてたまりませんでした。評論家の聴いた感想なんてどうでも良いとさえ思っていました。本を買うお金が有ったら、貯めてもう一枚買いたいと思っていました。

今は随分環境が違うような気がします。情報も随分多くなっていますし、試聴なんて事が家に居て出来たりします。

こうなってくると音楽に関する文章に求めるものも随分変化してくる気がします。私も自分が聴いたあの音をこの人はどう表現するのだろう、なんて読み方が有っても良いと思います。

[413] 読んでみようかな~♪

>こういう文章のせいでジャズは難しくて、そして偉そうで閉鎖的なファンを産んできてしまった
↑言えてる。かくして、わたくしめも、ジャズ食わず嫌いです。ジャズのライブハウスでバイトをしていたにもかかわらず!お客さんの小難しい高尚なお話についていけなかったというのが真実。( ̄_ ̄|||)
「ディランを聴け!」・・・はい、聴きます。(;>_<;)

[414] falsoさん、ウヌニコさんこんばんは。

>falsoさんへ
昔は情報少なかったですからね。僕より上の世代のfalsoさんなんかはもっともっと情報を欲していた時代をすごされたことだと思います。だからその情報を独り占めできるメディア側の人間が権威を持ってしまい、その場に安住し、そして面白い文章を書こうとしなかった。そんな風に思えてなりません。だから昔のライナーノーツで面白いのなんて何もない。データを並べるだけでありがたがられるから。それ以上のものを書こうなんて思ってなかったんじゃないでしょうか。
>ウヌニコさんへ
ジャズのライブハウスでバイト!そんな経歴をお持ちとは…。ウヌニコさんのおっしゃる通りジャズファンのみなさんは高尚なお話が好きなんですよね。難しいこと語ってる自分に酔ってる感じがします。中山康樹さんの本でもそういうようなことも描かれていてとても面白いですよ。それから「ディランを聴け!」は初めて読んだものですが、ディランに対するリスペクトも感じさせつつ、必要以上に持ち上げない、時には笑いのネタにするところが面白いですよ。

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gaku69ab

Author:gaku69ab
吉田 学:音楽プロダクション勤務。アーティストマネージメント、A&R、ライブ制作などやってます。1969年5月3日香川県高松生まれ。大学進学時に横浜へ。レコード会社就職時に東京へ。大阪、札幌への転勤、そして転職を経験しながらも、現在までずっと音楽業界にいます。ニールヤングとジョンレノンとアルクーパーとドアーズとビートルズとキンクスとバーズとデレクアンドザドミノスとサイケデリックロックが特に好きですがスタンゲッツやビルエヴァンスやブルーノートやXTCやトーキングヘッズやポールウェスターバーグやダイナソーJRやマシュースウィートやフレーミングリップスやウィルコや斉藤和義も好きです。
<好きなレコード>
THE BEATLES-RUBBER SOUL
THE BEATLES-THE BEATLES
THE BEACH BOYS-SUNFLOWER
AL KOOPER-NAKED SONGS
DEREK AND THE DOMINOS-LAYLA AND ASSOCIATED LOVE SONGS
THE KINKS-SOMETHING ELSE BY THE KINKS
THE BLUES PROJECT-PROJECTIONS
NEIL YOUNG WITH CRAZY HORSE-EVERYBODY KNOWS THIS IS NOWHERE
NEIL YOUNG-ON THE BEACH
NEIL YOUNG-TONIGHT'S THE NIGHT
XTC-Orange&Lemons
Nirvana-Nevermind
Teenage Fanclub-Bandwagonesque
The Flaming Lips-Hit to Death in the Future Head
Dinasour Jr.-Where You Been
Paul Westerburg-14 Songs

泉谷しげる-Early Time
桑田佳祐-孤独の太陽
斎藤和義-ジレンマ
Cornelius-69/96

<好きな作家・本>
安部公房-ほぼ全部
佐藤正午-ほぼ全部
伊坂幸太郎-ほぼ全部
重松清-疾走
三田誠広-考えるウォークマン
村上春樹-世界の終りとハードボイルドワンダーランド
村上龍-シックスティーナイン
奥田 英朗-サウスバウンド
筒井康隆、三崎亜紀、乙一、中山康樹


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